2007年9月26日水曜日

南スーダン



南スーダンに行っていたときは、人民の暫定政権に対する信頼が厚く 感じられたこと、金・オイルという天然資源の中でも金のなる木が豊富にあること、さらに土地が肥沃でメイズやサトウキビが豊富にとれていること、などをうけ、この国はすぐ発展するんだろうなぁとの印象をもっていました。

実際、まだCPA(Comprehensive Peace Agreement;包括的和平協定)から2年しか経っていないのに、既に中国などの資本が入ってガリガリ石油を採掘したし(←中国資本の石油採掘)、

インフラ整備も、遅々とはしているものの、それなりに進捗しているようだし。


が、帰国後、北部及び南部スーダンいずれにも足を運んだ友人と話す機会を得、
彼は全く違う印象をもっていることがわかった。
彼の話によれば、北部スーダン特にハルツーム周辺では、人民の間でも
南部に対する憎悪や嫌悪が感じられるほど殺気だっていたとのこと。

2009年実施予定の大統領選か、2010年の独立に関する国民投票までに再び紛争が勃発する可能性も否めないのでしょうか。しかし一方で、和平が崩れる可能性が多大にあった際に、UNHCR及び国際社会はVoluntary repatrationを支援するでしょうか。

一方的な独り言でした。
参考までに↓

栗原禎子氏記事:「包括的和平協定」成立後のスーダン↓
"www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Africa/pdf/2006_03_08.pdf


外務省のスーダン概況↓
www.jccme.or.jp/japanese/08/pdf/08-07-14-02.pdf

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